校長挨拶
2022年4月に校長として着任し、4年目を迎えました校長の前原健二です。本校は、東京学芸大学の附属学校として、「生徒の教育」「先進的なカリキュラムや教育方法の研究開発」「実習生の受け入れと指導」という役割を担っています。 いずれも重要ですが、生徒の教育が最も基盤的な活動であることは論をまちません。このことの自覚の上に、本校は「個性的で人間性豊かな人格をつくる」「創造性豊かな人間を育てる」「敬愛の精神に溢れた人間を育てる」という三つの教育目標を立て、目標の実現に向けて、日々の教育活動及び研究活動に取り組んでいきます。
ひとつひとつ大きな主題ですが、ひと言で表せば本校はとても「よくばりな学校」です。生徒たちには将来の可能性を開くための学力を保障すると同時に自治的な活動にもしっかり取り組む機会を設けています。すべての教員が工夫された授業を用意して生徒の学習を支えています。一般の公立中学校とも多くの私立学校とも異なるユニークな学校としてこれからも公教育の一端を支えていきます。
学校という場所は狭い空間に多くの生徒が集まって過ごすところです。そのため必然的に多くのぶつかり合いが生じます。ぶつかるのは体や鞄だけでなく、考えや感情もしばしばぶつかり合います。そうしたぶつかり合いの中で子どもたちはお互いの人間性を理解し、成長していくことでしょう。しかし同時に、そうした成長の過程において「いじめ」が許されてはならないことは言を俟ちません。本校はいじめ防止対策推進法の趣旨にしたがって、いじめのない、すべての生徒の教育を受ける権利、成長と発達の権利を守る学校として教育活動を推進していきます。(本校のいじめ防止についての方針は、このウェブサイトのリンクからご覧いただけます。)
令和7年4月
東京学芸大学附属世田谷中学校
校長 前原 健二
更新日:2025年04月23日 10:16:08